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ソーラーエース™太陽電池用封止シート
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クリーンエネルギーとして注目を集める太陽光発電。太陽電池用封止シートは、太陽電池の内部に侵入する雨水や異物を防ぎ、発電素子(セル)に伝わる衝撃を和らげる役割を担っています。
当社は1980年代から太陽電池用封止シートを手掛けるパイオニアであり、近年では35年以上の知見から前世代のEVA系封止シートの弱みを補うポリオレフィン系太陽電池用封止シート「ソーラーエース™」を一早く開発し、市場をリードしてきました。
「ソーラーエース™」は数多くの国内外顧客への販売実績があり、特に品質を重視する太陽電池メーカー様より多くの支持を得ております。
特性
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太陽光を常時浴びるという過酷な環境にさらされるため、弊社では耐久性(耐熱性、耐高温性、耐高湿性、耐候性)に優れた製品を開発しています。
ガラス、セル、裏面フィルム(バックシート)との接着性、長期接着性に優れています。
ラミネート加工時の溶融流動性が良く、セルの封止性に優れています。
光線透過率が高く、透明性に優れています。
柔軟性があり、加工時のセル割れを防ぎます。
特性詳細(ソーラーエース™)
■初期出力レベルを長期間維持
ソーラーエース™は、酸が発生しないため、加速試験10,000時間後でも出力低下率は5%以下を保持。
長期間の出力維持が期待でき、総発電量向上が見込まれるため売電収入、使用可能な電力の増加に繋がると考えております。
※こちらの試験は多結晶モジュールを使用した際の結果となります。
記載されたDH信頼性試験結果は測定値であり、保証値ではありません。
■耐水性向上に寄与
ソーラーエース™はEVA系封止シートと比較して水蒸気透過率が優れ、吸水率が低いため耐水性が向上致します。そのため、水上や、豪雪地帯など厳しい環境下でも発電を持続いたします。
耐水性向上によりモジュールの故障リスク低減が見込まれることが想定され、故障によるモジュールの取替えや修理にかかるコスト削減が期待されます。
■「低誘電率」、「低吸水率」の特性を持つ“ソーラーエース™” をベースとした
ポリオレフィンシートで、高周波アンテナ用回路基材等への用途展開を考えています。